【日本語教育能力検定試験】独学ノート

日本語教育能力検定試験について、私が取り組んで効果的だったと思う学習方法をまとめます。

試験Ⅰ問題3B【アスペクトに関わる諸形式】

(6)「テイル形」に関する記述

「テイル」の用法(完全攻略ガイド73p.) 

  a動きの進行   「コーヒーを飲んでいる」 

  b動きの結果の状態「ゴミが落ちている」 

  c状態の継続   「道が曲がっている」 

  d繰り返し    「毎日勉強している」

  e経験      「その本は3回も読んでいる」

①?自他の対立がある(「窓が開いている」vs「窓を開けている」の違いかな?)

②?有生・無生の対立がある(「いる」vs「ある」の違いかな?)

③○完了を表すことがある(上記のbは完了と言い換えることもできるかな?)

④×所有を表すことがある(所有は表さないのでは?)

自信はありませんが、答えは③にしました。業者の解答速報とも一致しています。

 

(7)アスペクトを表す用法としての「ばかり」

①②③は取り立て助詞。

④「起きた直後」というアスペクトを表している

答えは④だと思います。

☆「取り立て助詞」は完全攻略ガイド40p.。

 

(8)「終結」の例

①③④では、動作は終わっていません。

②の「走りきった」のみ、動作(「走る」)が終結しています。

答えは②だと思います。

 

(9)動き動詞

〔述語の分類〕(完全攻略ガイド74p.)

動き動詞は、

 動作動詞(走る、割る、飲む、揺れる・・・)

 変化動詞(変わる、割れる、変わる、死ぬ・・・)

に分けられます。答えは②だと思います。

 

(10)副詞が述語のアスペクトの解釈を変更している例として不適当なもの

②③④は、副詞が述語のアスペクト的な意味を確定している。

 (②の「ている」は動きの進行、③と④の「ている」は繰り返し。)

①は割れた花瓶の様子を表しており、アスペクトに影響を及ぼしていない。

答えは①だと思います。

‼️大原の解答速報が④ですが、私は①だと思います。