【日本語教育能力検定試験】独学ノート

日本語教育能力検定試験について、私が取り組んで効果的だったと思う学習方法をまとめます。

試験Ⅲ問題2【語用論】

問1 「『花見』の『花』は『桜』と解釈される」と同じタイプの意味拡張

上記は比喩の中のシネクドキ(完全攻略ガイド130p.)。

「花」という上位概念で「桜」という下位概念を指している。

①③は比喩ではありません。

④は隠喩です。

②は「天気」という上位概念で「良い天気・晴れ」という下位概念を指しているシネクドキの例です。

答えは②だと思います。

 

問2 「動詞の意向形だけでなく辞書形にも〈意志〉の解釈がある」に関する記述(不適当なものを選択)

①×「忘れよう」その通りだと思います。

②×「(相手に向かって)行こう」は〈意志〉ではなく〈勧誘〉です

③○「行くつもりだ」これは、その場で決めたのではなく、前もって決めていたことだと。その場で意志を決定した場合というのは、「行く?」と聞かれて、「そうだなあ、行こうかな」とか「うん、行く!」とかになるのではないでしょうか。

④×「行く。」相手に自分の意志を伝えています。

答えは③だと思います。

‼️速報が3社で割れています。大原①ヒューマン③アルク④。

 

問3 「新入社員は先輩より20分早く来て掃除をしなければなりません」について

(不適当なものを選ぶ)

①②④×その通りだと思います。

③○ 提案ではなく、社長に対してその風習をやめるよう進言しているように感じられます。

答えは③だと思います。

 

問4 「ネガティブ・ポライトネス」について(完全攻略ガイド141p.)

①②③× 相手に同意したり、自分の持ち物を提供しようとしたり、相手との距離を縮めたい意図を感じます。

④○ 相手との距離を保つ発言です。

答えは④だと思います。

 

問5 ポジティブ・ポライトネスもネガティブ・ポライトネスも用いられていない発話

②③④ 母親の話し方には、自分の発言を子に受け入れてもらいたいという意図を感じます。

①は客観的な言い方で、距離を縮める意図も距離をとる意図も感じられません。

答えは①だと思います。