試験Ⅲ問題12【公用語・仮名遣い・ローマ字等】
『新しい国語表記ハンドブック』(以下『国語表記ハンドブック』)が役に立ちました。
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問1 「公用語」の説明
公用語とは、国、州など、ある集団・共同体内の公の場において用いることを公式に規定した言語(Wikipediaより)。
答えは①だと思います。
問2 「現代仮名遣い」で採用されている表記の例
②×「言う」を「ゆう」とは表記しない
③×「映画」を「ええが」とは表記しない
④×「地震」を「ぢしん」とは表記しない
答えは①だと思います。
問3 「当用漢字表」について
『国語表記ハンドブック』より
当用漢字表は、法令・公用文書・新聞・雑誌・及び一般社会で使用する漢字の範囲を示したものである(当用漢字表まえがき第1項)
これより、答えは③だと思います。
問4 「訓令ローマ字」
ヘボン式と訓令式の違いは「し、ち、つ、ふ、じ、しゃ」の表記に現れる(完全攻略ガイド160p.)。
ヘボン式「shi、chi、tsu、fu、ji、sha、ja」
訓令式 「si、ti、tu、hu、zi、sya、zya」
答えは①だと思います。
問5 送り仮名の指導について
『国語表記ハンドブック』より
内閣告示『送りがなの付け方』通則4〔許容〕
「読み間違えるおそれのない場合は、次の( )に示すように送り仮名を省くことができる」(後略)
①④×「申込」「当り」は許容されている送り仮名なので訂正する必要はない
②×「終わり」は正しい送り仮名で、「終り」は許容されていない
③○「向かう」は「向く」と区別するために、送り仮名の省略は認められていない。
「向う」とすると「むこう」と区別がつかない
答えは③だと思います。