【日本語教育能力検定試験】独学ノート

日本語教育能力検定試験について、私が取り組んで効果的だったと思う学習方法をまとめます。

試験Ⅰ問題9【第二言語習得と母語】

問1 行動主義心理学に基づく言語習得観

「学習のしくみとは、ある刺激に対する反応の組み合わせを強化することであり、その連合が強固になる」(完全攻略ガイド187p.)

①×

②○

③×「他者に問題解決の足場を作ってもらう」のはスキャフォールディング。構成主義心理学のヴィゴツキー

④×クラッシェンのモニターモデルの「インプット仮説」「情意フィルター仮説」についての記述のようです

答えは②だと思います。

 

問2 母語と目標言語の差異は学習の困難点であるという主張

対照分析では、第二言語学習者の誤用のほとんどが第一言語からの負の転移だと認識されていました(完全攻略ガイド280p.)

答えは④だと思います。

 

問3 誤りの種類について

(完全攻略ガイド281p.)

・言語間エラーと言語内エラー

  言語間エラーは、第一言語第二言語の言語間の差異から生じる。

  言語内エラーは、学習の不完全さから生じる。母語とは関係ない。

・グローバルエラーとローカルエラー

  グローバルエラーはコミュニケーションに支障をきたすようなエラー

  ローカルエラーはコミュニケーションに支障のないエラー

①×「過剰般化」は言語内エラーで起こります

②×「母語干渉」は言語間エラーを引き起こします

③○

④×

答えは③だと思います。

 

問4 誤用分析研究の問題点(不適当なものを選ぶ)

はっきりした根拠がないのですが、誤用分析は縦断的観察のみで行われるわけではないので、答えは④かな、と思います。

‼️大原の速報は③ですが、私は④だと思います。

 

問5 「自然習得順序仮説」について

(完全攻略ガイド283p.)

第二言語習得においても、学習者は無秩序に第二言語を習得するのではなく、どの学習者も類似した一定の道筋をたどり、習得が進むとされる」

①③×自然習得順序仮説では、有標・無標の問題、明示的知識・暗示的知識の問題については言及されていない気がします。(←はっきりとは否定できないので自信なし)

④×「教科書の項目が必ずしも学習者にとって習得しやすい順序になっているとは限らない」とあります。

②○

答えは②だと思います。