試験Ⅰ問題3A【音節とモーラ】
(1)日本語においてモーラが持つ音韻論的性質を表す言葉
①等時性:何らかの音声的な単位が時間的にほぼ等間隔に現れる性質。
日本語はモーラについて等時性をなす言語である(ネット検索による)
答えは①だと思います。
(2)「仮名1字がモーラに対応する」にあてはまらないもの
②拗音は「キャ」「シュ」「ニョ」などで1拍。
小さい「ゃ」だけではモーラとならない。
答えは②だと思います。
(3)言語とリズムの組み合わせ
・音節リズムとは、音節と音節が一定の長さになるように刻まれるリズム。日本語、イタリア語、フランス語(ロマンス語派)など。
・強勢リズムとは、強勢アクセントから強勢アクセントまでの間が等間隔になるように刻まれるリズム。英語、ドイツ語(ゲルマン語派)、ロシア語(スラブ語派)など。
答えは②の「スペイン語(ロマンス語派)ー音節リズム」だと思います。
(4)特殊拍について
特殊拍は「ッ」「ン」「ー」の3つ。
①○音節末に現れることがあります
②○先行拍により音声が決まるものがある
「ッ」と「ー」がこれにあたります
③○どの特殊拍も基本的に音節頭に現れない
④×どの特殊拍も子音音素を含む
特殊拍はモーラ音素であって、子音音素は含まない。
答えは④だと思います。
☆「特殊拍」については完全攻略ガイド400p.。
「音素」については420p.。
(5)「アスファルト」のように新しく日本語に入ってきた語のアクセント核
「アスファルト」のアクセント核は「ファ」。うしろから3モーラ目。
答えは③だと思います。
☆「アクセント核」については完全攻略ガイド428p.。